USANCO BLOGへお越し頂きありがとうございます。皆さん休日は家でどう過ごされていますか?お子さんのいるご家庭ではゲーム三昧になってしまっているうちも多いかと思います。
筆者の家では小学生の息子に少しでもゲームだけでない事に興味を持たせようと学研 電子ブロックを使って科学・電子の分野に興味を引かせる試みをしています。
電子ブロックは1965年から55年も続く学研のロングラン商品
学習研究社から発売されている電子ブロックは何と最初に発売されたのが55年もさかのぼる事1965年。昭和40年のことです。
見た目がそれとなくレトロですよね。逆にそれが良くないですか?レトロフューチャーというか、昔のラジカセのようなデザインで。
電子回路の実験ができる学習教材として発売されて以来、モデルチェンジを繰り返し、一時期発売中止になりましたが、2002年にその良さが再認識され見事復活、現在は復刻版として発売されています。
電子ブロックの遊び方は?学習効果ある?「ウソ発見器」も製作可能!
電子ブロックは縦6マス、横8マスのブロックを組めるエリアに合計46個の電子部品のブロックを組んで様々な電子回路が制作できる、遊びながら電子技術・電子回路などの学習効果が期待できるアイテムです。
理数系、電子技術系、IT系の道に進むのはどうだろう?と考えておられるなら、その世界に興味を持たせるアイテムとしてもってこいのものだと思います。
ブロックは下記の写真のように、1マスのものと2マス使う細長いブロックがあります。
それぞれの表面には電子回路図で使用される記号が印刷されています。スイッチのブロックはそれ自体が表面にあるので、印刷はないですね(写真一番右のブロック)
電子回路図の記号がそのままブロックになっていて、ブロックの中には実際の電子部品であるトランジスター、抵抗器、LED、ダイオード、コンデンサー、トランスなどが入っていて、150種類もの電子回路を組むことができます。
150種類ですよ!全て制覇するのには相当時間がかかります。結構長く楽しめそうです!
このアイデアが55年前に考え出されているのって、すごくないですか?筆者はこのアイデア力に感心しました。学研やるなあ〜と思ったものです。
テキストを見ながらブロックを組んでいくだけで、その電子部品一つ一つがどう言う機能があって、どれだけの種類があり、どう組み合わせるとどう言う回路が作れるのか?と言う電子設計の基礎が学べるのです。
製作できる回路が150種類もチャレンジできるというのは大人がやっても面白いと思いました。例えば筆者が気に入っている面白いもので言うと「ウソ発見器」も製作できます。
電子ブロックで早速回路を作ってみる!
この箱は復刻新装版の箱で元々のオリジナルの箱は地球の写真が入った青い感じのものでした。
箱を開けると、最初に目に入るのは分厚い解説付き回路集(163ページ)です。
本体はこのような見栄えです。左上から電子メーター、CdS(光量センサー)、スピーカー、エンコーダー(チューニングダイアル)、メインスイッチ、音量ボリュームダイアル、ブロックエリアとなっています。
ブロックエリアには透明なフタが付いており、開けるとこのような感じです。
このように、一個ずつバラバラにブロックがはずれるようになっています。
では、解説付き回路集の中身を見てみましょう。
このように、ブロックの配置の仕方の下に回路図があり、さらに回路の仕組み、その回路が動作する理由などの解説が書かれています。
今回は「脈拍計」の製作に挑戦しました。ブロックの配置図の通りにブロックを並べます。すごく似ているが異なるブロックがいくつかあるので、間違いのないよう何度も見直します。
なぜ見直しが必要かというと、似ているブロックを間違えて配線してしまうと、電源を入れた際に過大な負荷がかかり、電子部品を破損する恐れがあるためです。
小さいお子様が製作を行う場合、スイッチをオンにする前に保護者が一度正確に組まれているかどうか確認する必要があります。
「脈拍計」が完成しました↓
本体のところについているCdS光センサーのところに指をおくと、アナログメーターの針が脈拍に合わせて動くのが分かります。
うん、よくできています!面白いですねー、これは!
次に製作したのは「電子ボタル」電球が蛍の点滅の仕方のように、微妙にスピードを変えながら点滅する回路です。
できました!「電子ボタル」
蛍の雰囲気を出すために部屋を暗くしてみます。なるほど、蛍のようにゆっくりと点滅して有機的な印象を受けます。これも内蔵された電子ブロックの電子部品によって微妙な点滅の動きが制御されています。
私がデモしたあと、息子は夢中になって一人で色々と回路を製作していました!最近やりすぎのオンラインゲームから少し離れさせる事に成功しました!
もしお子さんがオンラインゲームにハマり過ぎていたら、電子ブロックへと興味を引いてみてはいかがでしょうか?
↓ご参考情報:プログラミング教育についての記事です。
embotを使ったプログラミング教育について考える
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