ご自宅の庭やベランダ、バルコニー、ウッドデッキなどにおいて動物のフン害にお悩みの方へ。筆者自宅のバルコニーではコウモリによるフン害があり、忌避剤を使って見事にコウモリを撃退できました。100円均一ショップで手に入るものを活用し、コウモリのフン害を解決した方法を解説します。
コウモリ忌避剤(イタチ ハクビシン)レビュー
ホームセンターにも小動物系の忌避剤はいくつか種類がありますが、コウモリ用の専用忌避剤は結構価格が高く、中には1個1500円近くするものもあります。筆者が使っているアフティというメーカーのコウモリ 忌避剤は750円程ですが、忌避剤の中では安い方です。

日本で家に飛来するコウモリはアブラコウモリと言われる種類
コウモリは日本に約30種類ほどいるそうですが、家に住み着くコウモリの種類はアブラコウモリ という種類で北海道以外に分布していますが、筆者の感覚だと関東地方より中部地方以西の方が多い気がします。
体の大きさは羽から羽までの長さが約30cm程度、体長は4cm〜6cm程ですが、驚くのは体重がものすごく軽く、5g〜11g程しかないとのこと。
主食は昆虫なので、人間が吸血されたりすることはありません。蚊、ハエ、蛾などの害虫を食べてくれるのでその習性は益獣と言えるのですが、それ以外に人間にとって厄介なのがフンです。
コウモリのフンはなぜ危険なのか?
コウモリ本体は全く危険な事はないのですが、コウモリのフンは人間にとって危険と言われています。その理由はフンの中にダニやノミ、有害なカビ菌やウイルスが含まれている可能性が高いからです。
コウモリのフンは乾燥気味で崩れやすく、処理しようとすると直ぐに粉状になります。その粉末を吸い込んでしまうと中に含まれる菌やウイルスによって感染症を引き起こすリスクがあるのです。
コウモリのフンを安全に処理する方法
コウモリのフンは触ると崩れて粉末になる特性があるので、処理する際は必ずマスクを着用しましょう。そして保護眼鏡(ゴーグル)と使い捨て手袋を使用し、ティッシュペーパーかキッチンペーパーなどの使い捨ての紙にマイペットなどの洗剤もしくは消毒液を付けて使い捨ての紙を十分に湿らせてから粉末が飛ばないように取り除き、ビニール袋に入れて口を縛って燃えるゴミで出します。
掃除機で吸ったり、ホウキで掃いたり、雑巾を使わないようにしましょう。必ず使い捨てのもので取り除きます。掃除の道具を使うとそれらが菌やウイルスなどで汚染される可能性があります。
コウモリの忌避剤を効果的に設置する方法
コウモリはご存知の通り、夜間に飛行しながら昆虫を捕食し、時折家の軒先やバルコニーの屋根など逆さにぶら下がれる場所で休むことがあります。その時にフンをするのです。
バルコニーやウッドデッキなどの床面に忌避剤を設置すると、ぶら下がる場所から離れてしまっている為効果が薄れます。
コウモリが嫌がるニオイを発する忌避剤を、コウモリの休憩場所に近い軒先に近い場所に設置できれば撃退できる可能性も高くなります。
そこで、このアフティのコウモリ イタチ ハクビシン忌避剤の円筒形の容器にあう入れものを探したところ、100円均一ショップのSeriaにこのような金属メッシュのプランターバスケットと呼べばいいでしょうか、ちょうど良い大きさのものが売っていたので、これに忌避剤をいれてこのプランターバスケットをコウモリがぶら下がりそうな場所、バルコニーの底部と、バルコニー屋根の所に2箇所設置しました。
様子を見ると設置したその日の晩からフン害はなくなり、見事に忌避に成功しました。以前は床面に設置していたのですが、フンが無くなることはなく効果が少ない状況でした。
今回のレビューでご紹介した忌避剤はコウモリだけで無くイタチやハクビシンにも効果ありとのことですが、このようなバスケットに入れることで台風などの強風が吹いても倒れたり、飛んで行ったりする事もなく、動物たちに蹴倒される可能性も低くできると思います。
コウモリは害虫を捕食することから益獣とされており、鳥獣保護法で保護されている為、殺処分はできません。捕まえて殺したり、傷つけたりすると法令で罰せられますのでご注意ください。フン害を防ぐには忌避剤を使うのが1番の得策です。
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