今回は外出したくなくなるほど面白い2人から6人まで家で楽しめるボードゲーム、モノポリーMONOPOLYについてレポートします。
デジタルに疲れたら、たまにはアナログで遊ぶのも新鮮です。デジタル→アナログ→デジタルを繰り返すのがもしかしたら人間にとって心地よいのかもしれません。
モノポリー MONOPOLYとは「独占」という意味
モノポリーはアメリカで1935年頃に生まれた、長い歴史を持つ不動産を題材にしたボードゲームです。
人生ゲームにも似ていて土地や建物を所有し、賃貸料を他のプレイヤーから取っていき、不動産王として成り上がり、最終的にプレイヤーの一人が一人勝ちして、他のプレイヤーが全員破産すると終了するというゲームです。
調子良かったはずのプレイヤーが突然破産したり、逆転劇が起きたりしてとても盛り上がります。
日本で広く知られるようになったのは、何年か前に笑っていいとも!で糸井重里さんがこのゲームの話題を出してきて認知度が高まったと言われています。
デジタル時代だからこそ、新鮮に感じるボードゲーム!
ゲームは画面でやるものが圧倒的に多くなった時代、最近では人とのコミュニケーションもZoomやSkypeなどといった遠隔になり、とにかく画面を見ることが多くなりました。
そんな画面を毎日見まくっている時代に、古くから存在するボードゲームは逆に新鮮に感じます。
このモノポリーは盤上にすごろくのようにコマを進めていく、いわゆるボードゲームの典型的な形です。
モノポリーのコマは鋳造した金属でできていて、これがクラシックな雰囲気でいい味を醸し出しています。
コマのモチーフは時々入れ替わるらしいんですが、現在のコマの種類は犬、アヒル、クルマ、帽子、船、恐竜、猫、ペンギンです。
それぞれのプレイヤーは好きなコマをあらかじめ決めて盤を進めます。
盤面のデザインもおそらく、最初にモノポリーがつくられた時のグラフィックをそのまま踏襲していると思われます。
鉄道会社のマークが蒸気機関車だったり、クルマの絵がクラシックカーだったり、懐古的な雰囲気がたっぷりです。味がありますよね。
モノポリーの大まかなプレイの流れ
まずはバンカー(銀行員)を決めて、その人が給料を配ったり、土地の売買を担当します。
バンカーになった人は自分のお金と銀行のお金を混同しないよう気をつける必要があります。下手すると業務上横領になります(笑)
権利書もバンカーの人が最初は管理しています。
資金は1人あたり$1500からスタートです。
これが紙幣です。$500、$100、$50、$20、$10、$5、$1があり、硬貨はありません。全て紙幣で取引します。
最初にGOというマス(右下)にプレイヤー全員のコマを置きます。サイコロを2個振って、すごろくのように盤面のコマを進めます。
盤面を1周すると$200のお給料がもらえます。
止まった場所の土地を購入することができます。最初はできる限り土地をバンバン買っていきます。
これはプレイヤーが購入できる土地や会社の権利書です。購入できるのは土地のほか、インフラ会社の水道、電気、鉄道があります。
鉄道会社の賃料は1社だと$25ですが、2社保有だと$50、3社だと$100、4社保有で$200と持っている鉄道会社が多いほど賃料が高くなります。
こちらは、自分が購入した土地に建てることがきる家(緑)とホテル(赤)です。一つの土地に4つ家を建てると次にホテルを建てることができます。
そうやって、建物を徐々に増やしていき、賃料を上げていきます。そのマスに止まったプレイヤーは土地のオーナーに賃料を払う仕組みなのですが、ホテルは高額のところが多く、一回止まっただけで破産してしまうこともあります。それでヒヤヒヤして盛り上がったりするのです。
土地や建物を買いすぎて資金が少ないところへ、ホテルが建っている土地へ止まってしまった瞬間、大騒ぎになります。
お金が足りない場合は所有している建物や土地を売ったり、抵当に入れて借金をして賃料を払わなくてはいけません。
こうやって、土地を次々に購入し、同じ色の土地を揃える必要があります。3つで1組の土地は3つとも手に入れないと家を建て始めることができません。
権利書にはこうして賃料が記載されています。例えばこのペンシルバニア通りの土地では、更地の時に止まると$28、家1軒で$150、ホテル1軒だと$1400となっていてここは価格帯としてはやや高級な感じです。
土地の種類には場末っぽい安い土地もあれば、超高級の土地もあり、バリエーションがなかなか面白いです。建物の価格や賃料もそれに比例しています。
緑の土地を3つとも手に入れ、1軒ずつ家を建てた状態です。
交渉術と駆け引きが必要なゲーム
モノポリーをプレイしていると、不動産の売買において他のプレイヤーと売って欲しい、これ売りたいなどお互いのニーズによってやり取りする駆け引きも重要です。
例えば同じ色の土地を3つ揃えないと家を建て始められないのですが、大体の場合3つともうまく自分で購入できることは少なく、他のプレイヤーが持っている土地を譲ってもらう必要があるのですが、その時に商売上手か、交渉がうまいかが問われます。
市場ニーズが強い、あるいは競争相手がいるのであれば土地の値段は一般市場価格でなくてもよく、競売になることもしばしばあり、市場価格の何倍にも跳ね上がることさえ起きます。
やってみたくなりました?時間が結構かかるゲームなので、たっぷり時間を確保してから挑戦してみてください!面白いボードゲームというのは確かです!
リアルな不動産市場と同じようようなシミュレーション感覚があります。それがモノポリーの面白さです。
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