こんにちは、USANCOです。メルカリのヘビーユーザーです。今まで198品を売却してきました。安いものは500円くらいから、高いものは10万円くらいのものまで。
本記事では私がメルカリの評価で「残念だった」がついた後でそれらを変更できた手順と交渉術を紹介します。
メルカリを利用している方はぜひご参考にお読み頂ければと思います。
メルカリ評価は市場競争力の源
今までのメルカリ取引で真心を込めてまじめに取り組んできました。発送を必ず24h以内に実施しているので、「スピード配送のバッジ」もメルカリ事務局よりもらっています。
梱包にもかなり気を使っていて、ホームセンターで新品のダンボール箱とロールのプチプチシートを購入し、ケチらずにコストをかけ、キレイでしっかりとした梱包を心がけています。
しかし時には不可抗力が発生し、自分のコントロールの範囲を超える事象がきっかけで取引相手の心証を悪くしてしまうこともあります。
せっかく積み上げてきたメルカリの評価が悪くなると萎えます。しかし、誠意を持って対処すれば解決可能なことが経験で分かりました。
メルカリの「良かった」「残念だった」の評価。資本主義市場のレビュー経済指標の基本であり、市場競争力の源でもあります。
同じものを売っている場合「良かった」しかついてない人から買うと言うのが、買う側の心理というもの。
「残念だった」がついている人は過去に何かトラブルがあったと考え、どうしても避けてしまいますので、市場での競争力は落ちます。
同じものを売っていたら、安くしないと売れなくなってしまうのです。これは出品者側からすればかなりイタイ話。私も実際そういう目にあいました。
レビュー評価はその出品者価値そのものであり、間接的ではありますが売上や収益減に繋がります。すごく大事に扱っていかなければならないものです。
銀行口座・携帯電話番号と紐付いていて、セキュリティー・個人認証が厳しくメルカリのアカウントは簡単に取り替えることは困難です。
メルカリでの取引を継続するなら何が何でも「残念だった」を「良かった」に復活させたいもの。
あなたに悪意や落ち度あるとすれば難しいですが、まじめに誠実に対処していたのならば一度ついてしまった「残念だった」の評価を変更できる可能性があります。
取引した後から評価を変える事は出来ないと、メルカリルールでは公式に謳われています。当たり前ですがきっぱりと事務的に書いてあります。
しかし私はある方法を使って1つの「残念だった」を帳消し、2つの「残念だった」を「良かった」に実際に変更することができました。
決して不正なやり方ではなく、メルカリ事務局公認で変更してもらいました。この対処がどうしても必要な方へ向けてやり方を展開させて頂くことにしました。
あらかじめお断りしておきますが、この記事に書いてある通りにしても100%の再現性があるとは限りません。
事例や取引量や金額にもよると思われ、また取引相手の方の考え方や、担当するメルカリ事務局の担当者の裁量にも左右されますので、十分ご了承頂きたくお願いします。
メルカリ評価で「残念だった」を変更する方法
まずお伝えしますが、決して簡単ではありませんし、時間もかかります。コストがある程度かかる可能性もあります。
取引相手とメルカリ事務局両方との上手な交渉能力が求められます。ここではそのカンコツをお伝えしようと思います。
手段としては下記の2つを行うことが必要です。
- メルカリアプリの取引メッセージから「取引相手との交渉」
- メルカリアプリのお問い合わせから「メルカリ事務局担当者との交渉」
「残念だった」を帳消しに出来た交渉術 ケース1
まず手順から先に書いて、後から事例の詳細を解説します。
① 購入者に対し、まずは意に沿わなかったことをお詫びします。(取引き後2週間以上経っている場合は、商品IDをメルカリ事務局に伝えて依頼し取引きメッセージを再開してもらいます。)
② 購入者に代金と送料を全額返却(物の当方への返却は無しで良い)するのでキャンセル扱いに応じて欲しいと交渉します。レビューが「残念だった」が付くと売れなくて困っていると正直に話します。自分には売上金も無しとなり、物も帰ってこない事となりますが、これが「残念だった」の帳消し料だと思うしかないです(実際はこれよりも良い結果でした)
③ 購入者が納得したら、全額返金するので事務局へ今回の評価は帳消しにするよう購入者側からも取引メッセージに書き込んでもらうよう依頼します。
④「お問い合わせ」からメルカリ事務局に商品IDを伝えて、購入者がキャンセルを承諾していることを伝え、今回の取引きを帳消しにしてレビューも無しにする事も同意していると伝えます。(購入者側の取引きメッセージにそう書かれている事が条件です。メルカリ側が双方のメッセージ内容を確認しています。
結果
メルカリ事務局より4日くらい掛かりましたが返事があり、今回の件は購入者の方も納得されているようなので、取引きは無かった事とし、双方の評価を帳消しにしますとの回答で履歴からも削除されました。
なんと驚いたのがメリカリは相手に代金を返金していましたが、私には収益金返還を要求せず!!メルカリの太っ腹な対応でした。
購入者は無料で物を手に入れ、私は売上金を手にし、メルカリが代金を負担して丸く収めた状態です。
おそらく、メリカリは今まで私からタンマリと取引手数料をとっているので(80品くらい売却していた頃のことです)ちょっとしたサービスだったのかな?という印象です。私のメリカリの評価はこの時グンと上がりました。
これもファンを増やすためのメルカリの戦略かもしれません。
上記 ケース1の取引事例詳細
物品は中古品のアンプ付き小型オーディオスピーカー、DENON製でかなり古いものでした。スマホなどを接続すると音楽を鳴らせるやつです。
購入価格は確か15000円ほどのもので、10年以上前に購入、傷などはありませんでしたが価格は3500円で出しました。しっかり動作確認を行い、私のiPhone 6Sで音楽が鳴ることも確認し、いざ出品!
早速落札され、24h以内にすぐに発送しました。梱包もプチプチシートで何重にも包み、ホームセンターで買った新品のダンボールに入れ、完璧な梱包、ゆうゆうメリカリ便でローソンから匿名配送です。
取引相手から受け取り完了のメッセージがきて、自分は相手のことを「良い」の評価で取引完了しました。ここまでは通常の取引、いたって順調。
メルカリのシステムでは取引完了しないと自分の相手からの評価がわからないですよね。自分の今回の評価を見てみると…….なんと!「残念だった」の評価!!「はあ?」血の気が引きました…..「なんでー?!」
購入者のコメントを見ると「スマホを接続してみましたが接触が悪く、バリバリと雑音が出てうまく音が出ません。残念です。」とありました。
事前の動作確認の際、自分のiPhoneで鳴らした時は問題なかったのですが、相手の方のスマホがどうやらiPhoneでないらしく、相性が悪かったようなのです。
うーむ、困った。「残念だった」の評価は納得がいかないので、思い切って返品を交渉することにしました。「残念だった」がついている時に売れ行きがぱったりやみ、いいねが全くつかなくなったのはショックでした。「市場は敏感だな」と感じました。
取引相手の方に「今回はご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。お手数をお掛けし申し訳ありませんが返品して頂けないでしょうか?代金、送料も全額返却させて頂きますので」とメッセージを打ちました。
取引相手は「もう時間の余裕もないので、これで我慢します」とキッパリ。
「やばい、怒っている……..」門前払い的なカンジ……
次のメッセージで、正直に書きました「残念だったのご評価を頂いたことにより物品が売れにくくなり大変困っております。お売りした物が良く無かったことについては重々反省しておりますので、どうかキャンセルに応じて頂けませんでしょうか?物の返却無しで(無料にて差し上げます)全額返金致しますのでレビュー評価を帳消しにさせてください」と再度交渉です。
購入者から「分かりました」と返事が。よし、まずは購入者様のご機嫌を治すことはできました。次はメルカリ事務局への交渉に移ります。
メルカリの事務局への交渉はアプリから入るには階層が深いです。問い合わせできる場所は下記です。
最初の入り口は「マイページ」の中の「お問い合わせ」↓
次に「お問い合わせの前に」のページの「お問い合わせ項目を選ぶ」↓
次に「お問い合わせ項目を選ぶ」の中の「アプリの使い方やその他」↓
次に「アプリの使い方やその他」の中の「その他」↓
このその他と言うページが実際にお問いあわせ可能な場所です。商品IDの欄には出品物の詳細ページからコピーします。お問い合わせ内容に事務局への交渉文章を書き込みます。写真はなくても大丈夫です。交渉文が完成したら最後に送信するボタンを押します。
「残念だった」を「良かった」に変更できた交渉術 ケース2
① 購入者に対し、まずは意に沿わなかったことをお詫びします。(取引き後2週間以上経っている場合は、商品IDをメルカリ事務局に伝えて依頼し取引きメッセージを再開してもらいます←ここまでは「残念だった」の時と同じ)
② 購入者に代金と送料を全額返却(物の当方への返却は無しで良い)するので評価を「良かった」にして修正して欲しいと交渉します。レビューに「残念だった」が付くと売れなくて困っていると正直に話します。
自分には売上金も無しとなり、物も帰ってこない事となりますが、これが「残念だった」から「良かった」への変更料だと思えば、物の価格にもよりますが、費用対効果はあるというものです。
③ 購入者が納得したら、全額返金するので事務局へ今回の評価を「残念だった」から「良かった」に変更してもらうよう購入者側からも取引メッセージに書き込んでもらうよう依頼します。双方の合意があることを取引メッセージに残します。
④「お問い合わせ」からメルカリ事務局に商品IDを伝えて、購入者が今回の件を納得していることを伝え、今回の取引きの評価を「残念だった」から「良かった」に変更してもらうよう依頼します。(購入者側の取引きメッセージにそう書かれている事が条件です。メルカリ側が双方のメッセージ内容を確認しています。
結果
メルカリ事務局より2〜3日くらい掛かりましたが返事があり、今回の件は購入者の方も納得されているようなので、私の評価を「良かった」に変更しました。との連絡が。事実すぐに変更が掛かっていました。嬉しかったですね。交渉してみるものです。
購入者側から、私の評価を変えて欲しいと事務局側に言ってもらわなければいけないので、購入者には「どうかお願いしますm(_ _)m」「売れなくなり困っています」と顔文字も入れながら、誠心誠意に懇願する必要があります。
「残念だった」評価変更1例目
評価が「残念だった」の事例1つ目の物品はある自作の完成品模型(プラモデル)を売却、丁寧にプチプチシートで梱包し、これも24h以内に発送しました。
購入者からの受け取り完了の通知があり、相手に「良かった」の評価をつけ、自分の評価を見てみると…………..「残念だった」、萎えました。理由をみると完成品プラモデルの破損とのこと。
どのように壊れたのか聞いてみたところ、部品が割れたり折れたりしているのではなく、接着している部分が取れていたとのこと。再接着すればダメージはないとのことで、輸送中の振動でどうしても接着しているところが取れたりしますよねと。
送付した時はくっついていたので部品のダメージがないのなら「残念だった」になってしまうのは厳しいのではないか?と伝え交渉。
購入者も理解をしてしてくれて、返金しなくていいので事務局に頼んでみますとのことで、購入者の方からも事務局へ掛け合ってくれて、私からもメリカリアプリの「お問いあわせ」から事務局へ交渉、無事に「残念だった」から「良かった」への変更ができました。
これも購入者様への取引メッセージによる誠意ある対応が功を奏したのだと思います。丁寧かつ誠実に交渉すればよっぽど頑固な人でなければ理解していただけるものです。
「残念だった」評価変更2例目
評価が「残念だった」の事例2つ目の物品は電動式の完成品模型を売却、丁寧にプチプチシートで梱包し、これも24h以内に発送しました。
同じように受け取りメッセージが来たので「良かった」の評価をつけ自分のを開けてみると………「残念だった」、、、またかい!!
今度の理由は電動の模型を走らせてみたら、動きが良くないと。発送前の動作確認ではそのようなことはなかったので、このようなモーターなどがある電気ものはなかなか厄介だなと感じましたが、購入者様に早速交渉。
今回は意に沿えず申し訳ございませんでしたと。返金しますので「残念だった」を「良かった」に変更して頂けないでしょうか?当方、売れ行きが滞ってしまっており、大変困っております。と交渉開始です。
購入者の方からは「わかった、わかった。返金なしでいいから、事務局に交渉してみるよ」とのご厚意。取引メッセージにて購入者の方からメルカリ事務局に掛け合ってくれて、これも2〜3日かかりましたが、メリカリ事務局から「双方の合意があるようですので評価を変更させていただきます」と返信があり「残念だった」から「良かった」に切り替わりました。めでたしです!
手間は掛かっていますが、傷ついた評価が「良かった」198、「残念だった」0にクリーンナップされました!
この事例がご参考になり、同じように読者様の評価が復活できることを祈ります。
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