USANCO BLOGへお越し頂きありがとうございます。今回はイソップの数少ないインテリア小物製品の一つである、ブラスオイルバーナー（アロマオイルを焚く器）のレビュー記事です。上質なアロマの香りを楽しむことができるイソップ ブラスオイルバーナーを実際に使ってみましたので、その魅力をお伝えします。
人気が出始めて長いこと品薄だった ブラスオイルバーナー
年末にイソップのお店でこのブラスオイルバーナーをお勧めされた時には値段が高いのもあり（19800円税込）躊躇してしまい買いそびれたのですが、少し間を置いてからその魅力に惹かれとても欲しくなり、よし今度は買うぞ！と決心してお店に行くと「品切れ」という状態が長く続いていました。
メルカリでは殆どがSOLD OUTの表示で中には中古なのにプレミア価格が付いていて品薄感が表れていました。
コロナ禍の影響で現地オーストラリアの製造スピードが落ち、出荷も遅れているとのことでした。
職人さんの手作り製品なのでもともと製造数が少な目というのもあります。
ちょくちょくお店に電話をして入荷したかを聞いていましたが、2021年に入ってもなかなか入荷せず、在庫があるのは札幌店に１個のみということでした。
イソップでは他店舗からの取り寄せや、お店での取り置きは行わないというポリシーなので、入荷を待つこと４ヶ月。ある日思い立って電話してみると、今朝10個入荷しています。と！！
やっと入った〜！歓喜でした。
取り置きはしてもらえないので早速店舗に買いに走りました。まあ、慌てなくてもそんなにバンバン出る商品ではないのですが。
イソップのセンスと上質感が凝縮されている
今回買いに行ったお店はイソップ ニュウマン新宿店です。理由は一番入荷数が多かったからで、ここは10個入荷していました。
他店舗だと青山店などでは５個入荷していたようです。
日曜日のお昼ごろに行きましたが、ホワイトデーに重なってしまったのもあり、すごく行列が長く、番号札は30番、待ち時間は30分くらいでした。 いつもの麻の袋に入れてくれました。麻の袋には例のアロマスプレーをシュッと吹きかけてくれました。
箱は中の製品よりもだいぶ大きめです。このように段ボールの箱に納められています。
手作りによる真鍮バフがけの表面処理やカタマリ感、約1kgの重量感がとても宝物感があり魅力的です。
骨董品あるいは芸術作品という印象です。
手に持った印象は1kgだとズッシリきます。新品は真鍮製なのでこのように金色に光輝いていますが、これが経年変化によって、いぶしたような色に変化していくのも楽しみですね。
ピカピカにしたければ磨けばまた金色に光り輝くはずです。
フタを開けるとティーライトキャンドルと呼ばれる、小さくて平べったいアルミカップに入ったろうそくを置くくぼみがあります。
ここにティーライトキャンドルを入れ、火を灯し、フタのくぼみに垂らしたアロマオイルを温めます。
この時も自分の大好きな「カトリーヌ」というアロマオイルを温めて、部屋中がお気に入りの香りで満たされ、満足感に浸っていました。
ティーライトキャンドルは一度火をつけると５時間くらい持ちます。
ブラスオイルバーナーにキャンドルは１個だけ付属していますが、すぐなくなるので まとめ買いするのがいいです。
50個入りで800円ほどです。
部屋の明かりを少し暗くすると、オイルバーナーの穴からろうそくのやわらかい光が見えて、いい感じです。
アロマにはリラックス効果があり、心地よい空間作りに最適
ブラスオイルバーナーを購入する前から、アロマオイルは前もって買っていました。
以前から持っていたアロマオイルは「カトリーヌ」と「アヌーク」という2種類だったので、今回ブラスオイルバーナーと一緒に新たにアロマオイルを2種類「イザベル」と「ベアトリス」を追加しました。
イソップではこの4種類が現在発売されています。
それぞれのアロマオイルはどういう香りかというと…….
カトリーヌ：原材料はオレンジの皮、アトラスシダー、クローブの芽を使用しており、メインはシトラス系の香りです。レスレクション ハンドバームや レスレクション ハンドソープにも近い香りで、私は個人的にはこの香りが一番好きです。
アヌーク：原材料はレモンの皮、イランイラン、ベルガモットの皮でこれもシトラス系の香りがします。イランイランは甘いフローラル系で、シトラスとフローラルがうまくブレンドされた感じのいい香りでこれもとてもリラックスできます。
イザベル：原材料はスペアミントの葉、セージの葉、ローズマリーの葉からできています。ミントの香りが一番強く、部屋中がスッキリさっぱり爽やかなミントのいい香りに包まれます。夏に特に合いそうな気がします。
ベアトリス：原材料はパチョリ、アトラスシダー、レモングラスですが、香りの主な印象としてはシダーが強く、アーシー、ウッディーな香りで、深い森林の中に入ったような感じです。
自然に溶け込むような、心を落ち着かせることができる香りです。
アロマは「アロマテラピー」という言葉がある通り、精神的にリラックスでき、心を安らかにする効能があるとされています。
私は、精神衛生上の理由からストレス軽減、自律神経をいたわることを目的に自分の部屋でアロマを焚いています。
仕事で疲れて帰ってきた時や、部屋で一息ついてお茶する時にとても癒されます。
アロマテラピーでは以下のような症状やお悩みに効果があるとされています。 天然の薬効成分が鼻の粘膜、皮膚、肺から体内に吸収され、脳に届くからだと言われています。
- 気分の落ち込み
- 眠れない時
- イライラする時
- 認知症（大学の実験で効果が確認された）
- 花粉症・アレルギー性鼻炎
- 集中力を高めたい
- リラックスしたい
- 疲れを取りたい
- 風邪を予防したい
アロマを使用する時に注意して頂きたいのが、低価格すぎるアロマオイルは化学合成のことが多いのでほとんど薬効が期待できないということです。
例えば100均のアロマオイルは天然成分ではないので、期待できないと思います。
開発に４年も掛けて導き出された答えがこのブラスオイルバーナー
イソップのブラスオイルバーナーは2018年9月から発売開始されていますが、その10年前からアロマオイル自体は発売されていて、ユーザーからイソップのアロマオイルを焚くのに最適なオイルバーナーは何か？という問い合わせが数多く来ていたようです。
当時は推奨できるバーナーが世の中に無かったということで、自分たちで開発しようという流れになったとのこと。
オーストラリアの店舗のデザインを手掛けていたデザイナーのヘンリー・ウイルソン氏とコラボレーションすることによって、2014年から開発がスタートしました。
当初は真鍮製のオイルバーナーではなく、オイルキャンドルを想定していたらしいのですが、オイルそのものを燃やすと香りが長続きしないということが分かり、オイルを長く温める方向で検討が進んでいったとのこと。
素材は磁器や金属など様々な材料が検討され、最終的に真鍮に行き着いたとのことで、真鍮にした理由はオイルをゆっくりと拡散させるのに適していること、温もりを感じる色合いや、触り心地がいいこと、経年変化して風合いが出てくること、もともとキャンドルと真鍮は昔から関係が深かったからということです。
ブラスオイルバーナーの形状に関しては、理想的な温度でアロマオイルを熱することができ、香りを出来る限り長く拡散させるのに適した形を追求し、試作品は30個以上制作したとのことです。
キャンドルの炎の直上にオイルの受け皿がなく、位置がずらしてあるのは理想的な温度で熱するために実験を繰り返して得た賜物と思います。
製法にもこだわりがあり、古くから伝わるロストワックスキャスティング製法と呼ばれている、ろうを型にした金属の鋳造方法で、製品の一つ一つに型が１個必要となる手間の掛かるもので、オーストラリアの職人さんの手作りにより実現しています。
大切な人との記念日やお誕生日のギフトにおすすめ
プロダクトデザインの特徴として、オイルを受ける部分はブルータレスト建築に見られるアルコーブ（壁のくぼみ）があしらわれています。
底面のAesopの彫り文字もありがたみというか高級感が漂います。
見る角度によって様々な表情を見せる、いろいろな角度から見た時、決して同じ形に見えない凝った形状のインテリア小物として、一生大事にする宝物にしたい一品。
誕生日や記念日などに、贈り主のハイセンスが表現できる贈り物としておすすめです。
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