フランス生まれのスニーカーブランド、PATRICKパトリックってご存知ですか?スリムなスタイリングと色の組み合わせ方も絶妙なヨーロッパブランドならではという印象を感じさせるオシャレなスニーカーブランドです。
ハイセンスで上品なデザインが特徴のパトリック、その上品さゆえ、ビジネスカジュアルなどのちょっとパリッとした着こなしにも使える所が人気上昇の秘密です。
今回はJR横須賀線 鎌倉駅西口 御成通りにある正規販売店のアルカヤ靴店さんにお伺いし、店長さんに詳しくお話をお伺いしましたのでレポートします。
元々はサッカーのスパイクシューズで有名になったパトリック
PATRICKパトリックは西フランスのプゾージュ村という場所で靴職人だったパトリック・ベネトーが1892年に創業しました。
もともとフランスでは、サッカーのスパイクを作っていて、フランス出身の元サッカー選手、欧州サッカー連盟(UEFA)前会長、元国際サッカー連盟(FIFA)の副会長だったミシェル・プラティニが現役時代にPATRICKパトリックのスパイクを履いて活躍し、PATRICKの名が広まったそうです。
PATRICKの歴史を紐解くと、世界にスニーカーが広まっていく際に、元々カラーが限定的だった時代に積極的に有彩色を採用し、有彩色や素材の組み合わせを世界に先駆けてチャレンジしてきたブランドとのこと。
1978年に初めて日本に入ってきたときも「足元のメークアップ」というキャッチコピーと共に、洗練された大人のカジュアルファッションを表現するブランドとして打ち出しています。
現在もそのDNAは受け継がれていて、フランス・ヨーロッパのハイセンスが漂うシルエットと色使いが魅力です。
フランス生まれのDNAを継承しながら、MADE IN JAPANの高品質がウリ
PATRICKパトリックブランドはフランス生まれですが、現在本国にブランドを経営している会社はなく、ヨーロッパではPATRICKとしてスポーツウエアをメインとしたブランドで展開され、ベルギーのCortinaという会社の傘下になっています。
日本市場ではカメイ株式会社という会社が、1998年にPatrickの商標権を買い取り、兵庫県の姫路にある工場で製造し、スポーツシューズ、スニーカーをPATRICKブランドとして製造販売しています。
元々フランスで育ったPatrickパトリックの良さ、雰囲気をとても大事に、DNAを忠実に維持しながら、日本の工場における技術と高品質な製造技術でブランドを守っているとのこと。
この話を聞くまで私はフランスで製造されたものと思い込んでいたのですが、元々日本の製造工場の技術力と品質が認められていて、日本で作られ続けてきたとのことです。
天然皮革はなめすのに大量のきれいな水を必要とするので、皮革工場は栃木県にある川の近くにある栃木レザーという会社が世界トップレベルの天然皮革を提供しているとのことです。
スポーツシューズ業界では珍しい、独特のコンセプトとほれぼれする細身のシルエット
なぜ、PATRICKパトリックは履くとカッコよく見えて、全体的にスリムなのか??他のスニーカーメーカーと一線を画すそのシルエットの秘密はなんなのか?
アルカヤ靴店の店長さんにこの辺りの話もお伺いしました。
スポーツシューズと言えば通常は人の足に合わせて、靴を開発すると思います。足に確実にフィットさせるためです。
しかしながら、PATRICKは他とちょっと考え方が違います。普通のスポーツシューズとは真逆の考え方で、まずは靴のシルエットが一番大事であると。人が履いた時にまず見た目がカッコいいこと。だそうです。
これが一番に考えられて作られており、後から「人の足が靴に合わせる」というなんともユニークなコンセプト。
この考え方って、フランスとかヨーロッパらしくもありますが、中世のコルセットや今でもあるハイヒールと同じような考え方ですよね。多少人側の犠牲を払っても見た目、履いた姿を大事にする。
一見、スポーツシューズのあり方からすれば「えっ?マジすか?」という印象ですが、この考え方により、他のスニーカーメーカーにはない、超スリムなシルエットとカッコよさを具現化できているのです。
シューレース(靴紐)さえもこだわって細身、薄身のものを使用しています。
足の形が幅広、もしくは甲高の人は1センチ大きめでちょうど良いかも知れません。
カジュアルやビジネスカジュアルにもフィットするビンテージライン
私が持っているPATRICKのスニーカーは2つともビンテージラインで、SULLY(シュリー)というモデルとPAMIR(パミール)というモデルです。
SULLY(シュリー)はシンセティックレザー(合成皮革)ですが価格が抑えめなので、PATRICKの中でも常に1位、2位を争うほど人気の高いモデルで購入しやすいです。
爪先に2本線のアクセントが入っていて、ソールがとても薄いのが特徴で、全体のシルエットもPATRICKらしい超スリム形状なので、誰が履いても足元がカッコよく見えます。13200円から(税・送料込み)
PAMIR(パミール)は人気モデルのIRIS(アイリス)のパーツを全てレザー(天然皮革)にしたもので、ややお値段が張りますが、レザーに特徴的なシボが入っており、味わい深いいい感じの表面処理となっています。
アクセントの2本線は後ろの方に入っています。
私が購入したパミールのネイビーブルーは、ブルーの彩度が絶妙でシックなブルーがとても上品に見えます。シックネイビーブルーといった印象です。オールレザーのシボの相乗効果もあり、上質に見えます。こちらのモデルはオールレザーなので18700円から(税・送料込み)です。
これらビンテージラインはソールが薄めなので、どちらかというとファッション向けです。
スリムなラインなので、基本男女兼用で女性にも人気があります。
本格的にスポーツをやるときに履くのであれば、ソールのもう少し厚いSPORTSのラインをお勧めします。
JR横須賀線 鎌倉駅西口から徒歩1分 正規販売店アルカヤ靴店さん情報
- 所在地:神奈川県鎌倉市御成町11-10
- 営業時間:10:00〜18:00
- 定休日:無し
- 電話:0467-53-8955
- アクセス:JR横須賀線 鎌倉駅から徒歩1分(西口改札口を出て左へ)
非常に丁寧に説明して頂けて感じの良い店長さんがいらっしゃいます。鎌倉に遊びに来た時はぜひ寄ってみてください!
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