オセロゲームが意外と奥が深くて家で楽しめる!

 

USANCO BLOGへお越し頂きありがとうございます。皆さん、休日は家でどうお過ごしですか?筆者の家では、テレビやスマホやパソコンなどの画面を見過ぎているということに気づき、たまにはフィジカルなボードゲームを楽しもう!ということで今回オセロを購入しました。久しぶりにやってみると奥が深くて楽しいボードゲームです。現在でも世界で年間50万個が販売されているとのこと。

覚えるのに1分、極めるのに一生と言われる理由

 

オセロのルールは非常に簡単です。挟んだら裏返して自分の石の色に変えていくというもの。キャッチフレーズ通り、覚えるのに1分と掛かりません。

しかし、しかしです。実際にプレイしていくと攻略方法などの手段は非常に奥が深く、単純そうに見えて名人でさえ、全てを解明できていないのではないかと言われるくらい、まだ未知の部分があるというのです。

それが、今でもマニアのかたが居て、世界タイトルが争われる世界選手権があるゆえんでもあります。

実際に筆者が今回このブログを執筆する前に家族と対戦してみたのですが、私が中盤でかなり劣勢状態になり、一番ひどい時で5個まで石の数を減らしてしまったのですが、結果は引き分けで終わりました。

5個まで減った石を盤面全体の半分32個まで復活するということが起きました。引き分けだったので逆転とまではいきませんでしたが、中盤〜終盤にかけては結構白熱してドキドキする展開となり盛り上がりました。

現在も続いている公式のタイトルと世界オセロ選手権

世界オセロ選手権は1977年にアメリカで発売されたタイミングで発足、現在は世界オセロ連盟が運営、個人のチャンピオンを決める無差別部門、女子部門、ユース部門、団体部門があります。

毎年各国の都市持ち回りで開催していて、キリ番の開催は発祥の地である茨城県水戸市で行われているようです。

使われている石とゲーム版はもちろん公式のもの。

オセロは巷には偽物がたくさん出回っていますが、世界選手権でも使われている公式のオセロゲームはメガハウス(バンダイナムコグループ)が販売しているものです。

 

石の大きさは牛乳瓶のフタの大きさと同じで、実際に持つと結構大きめです。

黒い箱2つに33個ずつ石が入っています。使用する石は64個、そのうち2個は予備の石です。

 

公式版には金色の文字でOthelloと盤の中央あたりにロゴタイプが入っています。

 

やはり、せっかく改めて久しぶりにプレイするなら公式版で品質のいいものを買おうということでこのメガハウスの日本オセロ連盟公認のものにしました。Made in Japanです。

 

公式のものは日本製なので品質は高く質感があります。他国の偽物だとちゃちな可能性があるので、値段は安かったのですがやめました。レビューを読むと盤面のラインが歪んでいたとか、不具合の評価もあったので。

 

オセロ発祥の歴史は賛否両論、リバーシが最古であるという説もある

 

公式盤のオセロの説明にはオセロは1945年9月に水戸生まれ、長谷川五郎さんが発案者とされています。

オセロの名前の由来は、シェークスピアの戯曲「オセロ」から取っているとのことですが、舞台が緑色の平原、主人公の黒人の将軍「オセロ」とその白人の妻「デズデモーナ」をめぐり敵味方が目まぐるしく寝返るという戯曲ストーリーがオセロゲームの対戦の様子と似ているというところから来ているとのこと。へえ〜、というトリビアですよね。

日本人が編み出して、世界中にオセロとして展開されたとされていますが、歴史をよく調べるとかなり似たゲームで「リバーシ」というのがあり、これは1883年にロンドンで発案されたという文献が残っているそうです。

リバーシはそんな昔に発案されていたにもかかわらず、世界には全然広まっていなかったようですね。

このリバーシを長谷川五郎さんが知っていたのか、知らずにオセロを発明したのかが不明確で、諸説あるとのこと。

1973年に日本で初めてツクダオリジナルという会社から発売され、その年に38万個、1974年には120万個、1975年にはなんと280万個も売れた大ヒット商品だったそうです。

1977年にはアメリカでも発売され、100万個が売れたということです。その年から正式に世界オセロ選手権が発足しました。

 

脳が活性化するオセロゲーム、実証実験で分かった脳トレ効果

オセロをプレイすると脳が活性化すると言われています。そりゃそうでしょう、やってみればわかりますが、先読みしなければならないので、すごく考えます。真剣にやれば脳がフル回転します。

将棋や囲碁やチェスも同じですが、先読み力が付くと思いますし、思考力も当然鍛えられるでしょう。

下記の写真はオセロゲームの箱に印刷されているのですが、東京理科大学の協力のもとで行った脳の活性化実験が記述されています。

 

オセロを対戦している時に脳の機能測定を行うと、左右の前頭前野を中心に活性化が認められ、見えないものを見ようとする部分、角回(かくかい)の活動も活性化していたとのこと。

序盤ではどこに石を置くかを考える前運動野の活動が活発になり、終盤では会話も交わされたためか言語野の活動も認められたとのこと。

さらに、観戦しているだけでも前頭前野の活性化がみられ、見ているだけでも脳が活性化し、脳のトレーニングに役立つ可能性が認められたということです。

 

デジタル疲れしたら、フィジカルボードゲームがおすすめ

画面疲れ、デジタル疲れしていませんか?もともと人間の目は太陽光やろうそくの火など自然光に対応するようにできていて、人間の体の進化はLEDなどのブルーライトなど現代のテクノロジーに決して追いついているわけではなく、無理やり慣らされている状態だと思います。

様々な弊害が誰にでも静かに起きているはず。たまにはデジタルを離れて、フィジカルな盤面を眺めながらボードゲームをやるのもいいものです。

オセロでしばらく目が休まったら、またデジタルデバイスに戻ればいいと思います。目からインプットするものは画面1点集中ではなく、バランスよく分散するのが人間の体にとってはいいのかなと思っています。

 

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