USANCO BLOGへお越し頂きありがとうございます。以前低コストのアルコールに変わる、低コストの消毒液ジアの素(次亜塩素酸水)を紹介していましたが、最近になって、経済産業省、厚生労働省、消費者庁から次亜塩素酸水による新型コロナウイルス除去の有効性が確認されたと発表がありました。内容をわかりやすく解説したいと思います。
次亜塩素酸水はよく勘違いされている例があるので要注意
よく混同されやすいのが、「次亜塩素酸ナトリウム溶液」と「次亜塩素酸水」です。両者は名前が酷似しているため、同じに思われがちですが全く異なる成分です。
この事は経済産業省、厚生労働省、消費者庁のサイトや資料にも注意書喚起が書かれています。
以下に違いを明記しておきます。下記のAとB群で名前が近いですが全くの別物です。アルカリ性なのか?酸性なのか?そのPh(ペーハー)値の違いがポイントです。
A: 次亜塩素酸ナトリウム溶液=漂白剤やカビ取り洗剤など=アルカリ性(Ph値9以上)
もともとカビ取り洗剤、漂白のために開発されたものであり、消毒液として開発されたものではありません。アルコールの欠品により薄めて使うことで仕方なく代用していた経緯があります。
B: 次亜塩素酸水=消毒液として開発されているもの=酸性(又は弱酸性、Ph値5〜6)
Bの中には3種類あり、
B-1: 電解型次亜塩素酸水=食塩水や塩酸を電気分解して生成したもの
B-2: 非電解型次亜塩素酸水=ジクロロイシアヌル酸ナトリウムの粉末を水に溶かして生成するもの=ジアの素
B-3: ph調整型次亜塩素酸水=アルカリ性である次亜塩素酸ナトリウムに酸性の物質を加えて酸性に調整したもの
様々なメーカーから消毒液としてこの3種類が製造販売されています。
今回ご紹介している「ジアの素」はB-2:の非電解型次亜塩素酸水=ジクロロイシアヌル酸ナトリウムです。
アルコールが欠品していた時期には、比較的手に入りやすいハイターなどの漂白剤を薄めて消毒液として使うやり方A:次亜塩素酸ナトリウム溶液が、様々な自治体や芸能人の動画などによって広まりました。
この時に次亜塩素酸ナトリウムを薄めたもの(アルカリ性)を「次亜塩素酸水」と間違った名称で広めてしまったメディアもあったようです。それにより多くの人々が混乱しました。
省庁の資料によると「次亜塩素酸水」は「次亜塩素酸を主成分とする酸性の溶液」と定義されています。よって、A: 次亜塩素酸ナトリウム溶液はアルカリ性であり、異なる物質なのです。
B-3のような商品もあるので、ますますややこしい事になっています。B-3の事例は今回リサーチして初めて知りました。
いろいろな論文などを調べると、アルカリ性の溶液の中では次亜塩素酸の成分があっても効力が十分に出ないという記述もありました。酸性に振れていないと消毒効果が落ちるということです。
今回省庁から発表された次亜塩素酸水の正しい使い方とは?
2020年6月26日付けで、経済産業省、厚生労働省、消費者庁の連名にて公式に「次亜塩素酸水」の正しい使い方が発表されました。
これは独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)と経済産業省が新型コロナウイルスを除去できるものを調査し、「次亜塩素酸水」が一定の条件で有効性が確認されたということです。
流水でかけ流す時は35ppm以上の濃さものが有効。
拭き掃除に使う時は80ppm以上の濃さのものが有効。
さらに、汚れ(有機物、手垢、油脂等)を予め除去すること。
ジクロロイシアヌル酸ナトリウム(ジアの素)については濃さ100ppm以上で使用。
つまり、1Lのペットボトルにジアの素を1袋もしくは2Lのペットボトルにジアの素を2袋入れて100ppmの濃度にする必要があります。
汚れがひどい場合は200ppm以上が望ましいとしています。
今回の評価実験では、手指の消毒や空気中に噴霧した時の有効性は行っていないため、公式には発表されていませんが、もともとジクロロイシアヌル酸ナトリウムは、プールの足洗い場(浅い浴槽のようなもの)や歯科医院でうがいする水などに使用されていたり、野菜を洗浄する時にも使用されている安全な成分として厚生労働省が認可しているので安心して使用できます。
次亜塩素酸水を安全に使用するための知識
次亜塩素酸水は食品添加物として厚生労働省からも認可はされていますが、最終的に人間の口に入る前には除去することとあります。つまりは洗浄するのに使用してもいいが、そのあとは洗い流されている事という事です。
あの紛らわしい名前が似た成分「次亜塩素酸ナトリウム」と明確に区別して取り扱わないと危険です。間違えて「次亜塩素酸ナトリウム」の方を噴霧して吸ってしまったりしたら呼吸器を痛める可能性があります。
酸と混ぜると塩素ガスが発生する可能性があるので、注意が必要です。また保管場所は通気性の良い場所を選ぶ事。保管状況によっては塩素ガスが発生する可能性があるとのことです。
次亜塩素酸水の有効性を維持するための知識
省庁から発表された資料では、次亜塩素酸水は有機物に触れると成分が分解されてしまうので、予め消毒する部分に汚れがついていないことが前提です。
また、紫外線に当たると分解されてしまうので、保管は冷暗所もしくは遮光性のある容器に入れておく必要があるとのことです。
ジアの素の濃度を100ppmに上げる対策をしました
今回の3省庁からの発表結果を受けて、私が今まで使用していたジアの素は2Lの水に1袋だけ溶かした50ppmの濃度だったため、新型コロナウイルス対策のジクロロイシアヌル酸ナトリウム(ジアの素)を使用する場合の推奨値100ppmにすることにしました。

いったん、スプレーボトルに入っているジアの素を2Lのペットボトルに戻し、ジアの素をもう一袋追加して攪拌し、スプレーボトルに戻しました。

これで、コロナへの対策OKです。

コンビニで買ってきた物品への消毒もこのようにひたひたになるくらいジアの素をスプレーして消毒しています。

今回の省庁の実験結果発表により、今まで自分でも本当に効くのか?と懐疑的な部分もありましたが、明確に有効性がわかって本当に良かったです。
発売元のKYKパートナーズさんはきちんとしている会社で、申し込むと2〜3日ですぐに送付していただけます。私のところではもう3回発注しており、下の写真のように3回とも確実に届いていますのでご安心を。

濃度100ppm引き上げでコストはどのくらいになったのか?
以前の記事では2Lの水に対し、ジアの素を1袋(濃度50ppm)でしたが、今回の対策で水2Lに対し2袋必要となります。
ジアの素のベーシックパックは5袋なので、2Lの水で2袋を2回と1Lの水で1袋を1回分作れることになり、スプレーボトルにすると100ppmの濃度のジアの素は500ml入りが10本分作成可能です。
ジアの素5包入りは現在1000円、消費税100円と送料440円で合計1540円となります。
500ml入りスプレーボトルのコストはたった154円!やはり濃度を濃くしてもいまだに安いですね。
大量に使われる店舗経営をされている方には、ランニングコストを下げることができて特にお得だと思います。
業務用パッケージは20包入りが3740円(税・送料込み、500mlあたり93.5円)、50包入りが7040円(税・送料込み、500mlあたり70.4円)、100包入りが11440円(税・送料込み、500mlあたり57.2円)です。
新型コロナ、まだまだ油断はできません。コロナ完全撲滅の日までしっかり消毒をしていきましょう。
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